◆カワセミの特徴
カワセミは、鳥カメラマンに大変人気の高い鳥だ。外見の美しさ、ユニークさ以外にも、1年中見ることが出来ることや、ホバリングや水中への飛込みなど、撮影者の技量を問う行動が多いのも人気の要因になっている。
▼基本的な特徴
名称 | カワセミ |
学術名 | Alcedo atthis |
英名 | Kingfisher |
種目 | ブッポウソウ目 カワセミ科 |
全長 | 17cm |
生息場所 | 小魚のいる川・湖・池などの水辺 |
分布 | ヨーロッパ・アジア |
渡り | 留鳥 |
▼性別
雌雄同色だが、メスは下クチバシが赤い。
▼成鳥と若鳥
同じような外見だが、若鳥は成鳥と比べると
・色が黒っぽくくすんでいる。(特におなかがきれいなオレンジ色になっていない)
・クチバシが短い。
・クチバシの先が白い。
・脚は、成鳥は赤く、若鳥は薄い灰色。
といった違いがある。
成鳥の親鳥(奥)と巣立って間もない若鳥(手前)
▼寿命
懇意にして頂いている獣医のM先生のお話では、
人為的に整った環境では10年以上生かすことも可能だが、
生存競争が激しい自然環境では、約2年程度になってしまうのだそうだ。
▼えさ
体長数センチの小魚や子えびなどを捕食する。
▼採餌行動
通常、カワセミが獲物を捕る場合、直接、岸辺や樹上からダイビングして水中につっこむ。
時折、空中に静止(ホバリング)してから、水中にダイビングする場合がある。
飛び込む高さは、5m以上あるような木の枝からや、人為的に立てられた1m程度の挿し木まで様々。
水面にダイブするとき、微妙に速度を調整するようで、翼の開き具合が異なる。
上の写真では開き気味だが、水面間際では、ロケットのような流線型になる。
魚を捕らえて浮上するカワセミ。
▼ホバリング
カワセミは、樹上から魚が見えないと、水上でホバリングして魚をねらう。
他の鳥でもホバリングするが、カワセミは見事に数秒間空中に静止する。
ホバリングして、魚を探すカワセミ
狙いが定まると・・・
体制をととのえて、
水面へダイビングする
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