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◆鳥にハマった理由

▼このホームページのテーマ


 京都の町には、沢山の野鳥がいますし、季節に応じて訪ねてきてくれます。ここでご紹介している鳥たちは、一部を除いて、街中で身近にいる鳥がほとんどです。
 彼らは、実際に目の前にいたとしても、私たちが意識しないと見えないほど小さな生き物です。その美しい姿と歌声とは裏腹に、私たち人間よりはるかに厳しい環境にさらされながら、懸命に戦い、力強く生きようとしています。

 鳥たちを観てどのように感じるかは、人それぞれですが、私には、たくさんの感動を与えてくれています。
そんな彼らの暮らしを、ほんの少しでもご紹介できればと考えています。


▼鳥撮影をはじめたキッカケ


主に京都の社寺の写真を撮っていたのですが、ある日三条鴨川付近を歩いていると、
橋の下からすぐ間近を、トビが舞い上がってくるではありませんか。
何事かと、下を覗き込むと・・・


なんと、トビとカラスの大群がいます!

何故? どうして?
多少の恐怖心あったのですが、河原に下りてゆくことにしました。


河原の降り口の樹上や欄干には、沢山のカラスが止まっています。
そのときのカラスの目が妙に冷たく、ヒッチコックの映画「鳥」を思い出し、襲われるのではないかと
かなりの緊張をしいられました。
事実、トビの鳥害が新聞記事になっていた頃です。
何度か近寄るのを躊躇しましたが、好奇心が勝ちました。


30羽ぐらいのトビの群れを、それ以上の数のカラスの群れが見守っています。
このときまでは、カラスが集団では一番強いと思っていましたが、そうでもないようです。


近くで見ると、トビは猛禽のタカのイメージそのものです。


時折、カラスが追い出そうと試みますが、トビは物ともしません。


それまで、トビには良いイメージはなかったのですが、
数メートル先を飛びかうトビに、美しさと凛々しさ感じてしまいました。

後でわかったのですが、
鳥たちが集まっていたのは、どうも河原で大量にエサを撒いている人がいたのが理由のようです。
ともかく、これ以来、野鳥の魅力に取りつかれてしまいました。

※現在はトビに関しては思いが変わりました。この数年後、鴨川でトビに2度襲われました。恐らくパンなど食料品を入れた袋が狙いだったのでしょう。爪で少し首の後ろや、手を引っかかれて結構痛かったです。
 彼らは気づかれないように後ろから襲います。それも場合によっては集団で・・・
襲われた時、体に衝撃を受けたのですが何が起きたのかわかりませんでした。頭上に数十羽のトビが舞っているのに気付いた時は驚きました。反射的に持っていた一脚を振り上げて大声を出すとトビたちは離れていきましたが、野生をなめてはいけませんね。



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